Wi-Fiルーターを増設して電波強度を改善

  • 対応日
    2023.07.01
  • お住まい
    静岡県浜松市
  • メーカー / OS
    iOS/AndroidOS 
  • 対応機器
    スマホ、タブレット
  • 作業時間
    30分
  • 作業費用
    6,600円
  • ご依頼内容
    Wi-Fiルーターを増設して電波強度を改善
原因・対応方法

浜松を中心とした静岡県でパソコンやスマホのトラブル解決・サポートをしているMIRAISEの金子です。

今回は知人から自宅のWifiが安定しない、電波が届かない所があるとのことで状況改善としてWi-Fiルーター(アクセスポイント)を増設しました。

<状況>

・契約しているプロバイダよりWi-Fi機能付きホームゲートウェイを使用

・リビングに設置しているホームゲートウェイはテレビの裏に置いている。

・ホームゲートウェイは光ケーブルにゆとりがないので移動不可

・1階平屋建ての家で寝室まで電波が繋がりにくい
 ※電波を接続しても途中でスマホのキャリア回線に切り替わる
 ※高画質の動画等を閲覧するので5Ghz帯に接続しないと厳しい
 ※ホームゲートウェイから寝室までの距離はおおよそ15m程度と思われる。
 ※寝室までに壁等の障害物有り

とのこと。

<考えられる原因>

基本Wi-Fiの周波数には5Ghz帯、2.4Ghz帯の2種類があり、特徴は以下のようになっております。

<5Ghz帯の特徴><2.4Ghz帯の特徴>
電波干渉を受けにくく安定的に通信を行える壁や床など障害物に強い
2.4Ghz帯に比べ速度が速い電波が遠くまで届く
壁や床などの障害物に弱い家電製品・電子機器等の電波干渉を受けやすい
電波が遠くまで届きにくい5Ghz帯と比較して速度が遅い

これ以外にも大事なポイントしてアンテナが内部にあるのか外部にあるかによっても電波が届く、届かないといったことがあり、少しでも電波を遠くに飛ばしたりする場合は、アンテナが外にあるタイプのものを使用するほうが良いです。


今回こちらの自宅で使用されている(プロバイダー提供の)Wi-Fi機能付きホームゲートウェイはアンテナが筐体の中にあるタイプであり、それにより電波が飛びにくくなっていたものと思われます。

そのため今回は予算的に何万もするWi-Fiルーターは現実的ではないので、ちょっと古い機種ですがアンテナが外部に3本あるBUFFALOのWXR-1900DHP3という機種をホームゲートウェイにアクセスポイントとしてとりつけ電波強度の改善を図りました。

BUFFALOのルーターを取り付けたことで寝室まで5Ghz帯の電波が届くようになり、スマホのWi-Fi回線速度測定アプリで確認しても取り付け前に比べ通信速度も向上しました。

Wi-Fiルーター増設前
Wi-Fiルーター増設後

タブレットや別のスマホにで試しても特に問題がなかったのでとりあえずこれで様子をいていただくこととなりました。

後日ユーザー様から(Wi-Fiルーター)を増設したことで寝室でも途切れることなく接続できるようになった旨のご連絡を頂きました。


最近のプロバイダー提供ホームゲートウェイ(Wi-Fi機能付き)やメーカー製Wi-Fiルーターはアンテナが内部に搭載されているものが多く、また価格も(ハイスペックのものに比べて)比較的手にしやすいためアンテナ内蔵タイプのものを選択しがちですが、実は今回のように電波が届きにくい、不安定といった現象に遭遇しやすくなっております。

もしアンテナ内蔵タイプのモノを使う場合、同じ機種を2台購入してメッシュWi-Fiや中継機とし使用し、利用できる電波の範囲を広げた方が良いです。

Miraiseでは今回のようにWi-Fiが繋がりにくい、遅いといったトラブルやどの機会を購入したらよいかのご相談も承っておりますのでお困りの際はお気軽にご相談下さい。